「りい旦那って面白いね」と言われていると夫に伝えた時の夫婦の会話。
夫:「俺がどんどん誤解されていっている・・・」
私:「しょうがないじゃん、本当の事なんだから」
いい加減、自分で自分を認めたほうがいいぞ、夫よ。

11.鯛をさばく夫

夫は結構甘いものが好き。あんこも好きなのでたいやきなどをたまに買ってきてあげると、喜ぶ。”エビで鯛を釣る”ならぬ、”たいやきで夫を釣る”。
たいやきを食べていると、いきなり「まず、頭を落とします」と言ってたいやきの頭をガブリ。「次に腹の部分を落とします」と言ってたいやきのお腹の部分をガブリ。どうやら、鯛をさばく真似らしい。
そうきたら、やっぱり次は「3枚に下ろします」と言ってたいやきの皮とあんこを分けて欲しいところだが、その後は普通に食べていた。せめて「うろこを取ります」と言って皮の部分を歯でこそげ落とすぐらいの事をして欲しかった。
中途半端な芸である。

12.しつけをする夫

以前、夫は脱いだ洋服をポンと投げて置く癖があった。しかし、子供が同じように脱いだ服を投げているのを見て「これは俺の真似か!」と気付いたらしく、それからはちゃんとたたんでから静かに置くようになった。
子供が見ていると「いい?洋服はこうやって置くんだよ〜」と言って
きちんとたたんで置いている。その癖がついたのか、子供が見てないときでも服をたたんで置くようになった夫。やればできる。
その他にも、ご飯を食べるときにマンガを読む癖があったのだが、これも子供が真似するといけないというので止めた。いい事である。
子供をしつける為にやっているのだが、実は自分が子供にしつけられているという事に、夫はまだ気付いていない。

13.観察する夫

このページを書いていると、私だけが夫を常に観察しているように見えるが
実は夫も私を観察している。
料理しているときに、床に材料をこぼしてしまい、ふと横を見ると夫がじっと見ていたりする。そして必ず目をそらす。見てたくせに。
PCをしているときも、背中に視線を感じて振り返ると夫が黙って立っていたりする。結構怖い。そして何も言わずに去っていく。
この様に書くと「仲がいいのね」と思われるかもしれないが、本当はお互いにツッコミどころを探しているだけ。毎日が戦いだ。

14.商人な夫

5.好き嫌いの多い夫でも書いた通り、夫は八百屋をやっている。
普段は病院や学校などに野菜を配達するだけで
店には立っていない(店をやっているのは夫の祖母)。
たまに夫のお祖母ちゃんが店を留守にするときなど、夫が店番をしているときがある。そういうときに限って、お客さんが来る。
お客さん:「このピーマン、美味しいかいな?」
夫:「あ、美味しいですよ〜」
夫はピーマンが大嫌いで、絶対に食べない。
しかしこれは遺伝のようで、夫のお祖母ちゃんも
お客さん:「このトマト、どうなん?」
お祖母ちゃん:「あ〜、そのトマトはよかトマト(良いトマト)で美味しかよ〜」
お祖母ちゃんは、トマトが嫌いだ。
食べてもいないのに、美味しいと言う所はさすがである。
商人の言う事は信用してはいけない。

15.番外編 お祖母ちゃん観察記

夫のお祖母ちゃんはとてもチャーミング。
夫はこのお祖母ちゃんの血を受け継いでいると思われる。
例えば電話のとき。
お祖母ちゃん:「それじゃあ、また今度遊びにおいで〜」
私:「は〜い、また行きますね〜。失礼しま(ガチャ!プーップーップーッ)」
いつも私は最後まで言葉を言えないでいる。
お祖母ちゃんは、自分の言いたい事を言うとすぐに切ってしまうのだ。
私もまだまだ修行が足りない。
ご飯のとき。夫とお義父さんは、お昼ご飯はお祖母ちゃんに作って貰って
お祖母ちゃんの家で食べる。
あるとき、夫が帰ってきてから「お腹空いた〜」と言うので
「お昼、お祖母ちゃんとこで食べんかったん?」と聞くと
「だってさ〜、今日の昼飯何と思う?」
お祖母ちゃんのその日の昼食メニュー
1.うどん
2.ハンバーグ
3.チャーハン
見事に、和洋中全部揃っている。夫曰く「どうやって食べろっちゅーねん。」
夫が食べていないと「もう、あの子は好き嫌いが多くてねぇ」と言うお祖母ちゃん。それはどうかと思うが、まぁ間違ってはいないので否定はしない。
70を過ぎてもなお、朝早く起きて働き、自転車に乗って野菜の配達もし
休みの日には日帰りでバス旅行にも行ったりしている
まだまだ現役バリバリのお祖母ちゃん。
私はそんなお祖母ちゃんが、実祖母と同様に大好きだ。

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